【簿記】外貨建取引の背景

海外、特にアメリカに目を向けると、卸売りという機能が非常に弱いと言われています。もちろん、世界中に卸売業=商社はありますが、日本には総合商社と呼ばれる巨大企業が存在していて、商社という業態だけでみたら世界の上位をほとんど占めてしまうというくらい巨大。そういった意味で、商社は日本ならではといえます。

そもそも、何で卸売業があるのでしょうか?

なぜなら、小売業にとっては10個とか100個くらい欲しいのですが、いちいちメーカーから注文を取るのが面倒です。また、メーカーにとっても10個とか100個とかの小さなロットで売りたくないのです。

やはり、卸売業が1000個くらい買って、それを小売りに売りさばく方が商品は綺麗に流れます。

つまり、卸売業を介することで市場全体の取引回数が減るというメリットがあるのです。

これをマーガレット・ホールという経営学者は「取引数量最小化の原理」と呼び、卸売業の必要性を主張したわけです。

日本の場合は歴史が長いので製造したら卸売りに売る。そして、卸売りは小売りに売る、という流れは今も健在です。

簿記検定講座<工業簿記、原価計算>講師 岸田 勝
エルエーの簿記通信講座

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